ドラマ化された、探偵ガリレオシリーズの映画化。 河原で発見された、男の他殺死体。 捜査線上に上がったのは、元妻の花岡靖子であったが、 いまひとつのところでことごとく証拠が出ない。 刑事は物理学者湯川に捜査の協力を仰いだ。 最初は興味がなさげだった湯川だったが、容疑者花岡靖子の隣人が、 彼が唯一天才と認める友人、数学教師の石神だったことから独自に捜査を始める。 これは、原作小説が面白いので期待していました。 ドラマの時のような軽い雰囲気を押さえたことで成功したと思う。 ほんとうは数学教師の石神はもっともっと冴えないおっさんなんだけど、 堤真一はかなり頑張ってたと…。 |
未亡人マギーは、難病の孫のために家も手放したが、病状は悪くなっていくばかり。
最後の望みはオーストラリアでの治療。しかし息子夫婦は度重なる治療費で渡航費、 滞在費を工面することはできない。ローンも断られ、年齢的に就職できる先はない。 途方にくれるマギーは、「接客係 高給」という張り紙に惹かれ、風俗店に足を踏み入れる。 いたって普通の、小太りの中年主婦であるマギーが、最愛の孫のために 「風俗店の接客係」の意味も分からずに踏み入れた世界。 “日本式”と呼ばれる「穴」の向こう側の男を翻弄するマギーの隠れた才能。 売れっ子になっていくマギーが、静かに女としての強さを見につけていくのが良い。 また、工面した大金の出所を知ったあとの嫁と息子の反応の差がリアル! 女は、最愛の人のためなら、なんだって割り切ることが出来るリアリストなんだから。 「君の歩き方が好きだ」というセリフが出てくるが、同じことを言われて結婚した 友人が居るため、ものすごく心に染みる大人の愛の告白だと思った。 やっぱり、私はイギリス映画好きだなぁ。。 |
TSUTAYA5本1000円DAYで、過去に見た作品もたくさん借りてみた時のもの。
とある港で、大量の殺人事件が起こる。遡ること数週間前、トラック強盗の容疑者として、 5人の前科のあるクセ者が容疑者面通しとして集められる。 港の事件での唯一の生き残りは、身体障害者の詐欺師のみ。 彼を語り手に、数週間前の面通しから、港の事件までのいきさつが語られる。 事件の真相は、殺人事件の容疑者とは、なぞの人物、「カイザー・ソゼ」とは? ひとりの人間の回想をメインに作っているので、時系列や人物のイメージが ころころと変わる、何度でも観たほうがいい作品。とにかく、配役が秀逸だと思う。 昔観たときは、ベニシオ・デルトロが出ていることに気がつかなかったけど(笑)、 彼はこういうチンピラの役がたいへん似合う!今は、チェ・ゲバラ役か...。 |
配役が良かった。
兄弟のいる人はきっといろいろ考える部分が多いと思う。 羨望と嫉妬、軽蔑は本人の意図しないままに根を深くし、 記憶のあいまいさが信頼を揺るがすのか。 というより、記憶とは思い込みによって消されたり作られたりするものか。 終盤、主人公は子供のころのフィルムをひとりで見るが 自分の記憶とは違い、父は子供らを連れて渓谷に遊びに行ったこと、 映像での兄は、自分の知っている“兄”であることを思い知る。 小物の使い方が良かった。 気づかずに裾を濡らすお酒、崩れたトマトや、 事件のキーワードである「つり橋」を連想させる、暗室でのカメラのフィルム。 この「つり橋」は、進歩的な弟と保守的な兄の距離を隔て、 またギリギリのもろさで繋ぎとめてもいたんだな、と。 |
インパクトあるタイトル、ジャケットについ借りてしまった・・・。
まさに、40歳なのに未経験な男の話。 アメリカのモテない男ってこういうタイプなのね、とわかった作品。 日本でリメイクして欲しい。もちろん主演はなんとなく阿部寛で! |
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